1947年、トヨタ自動車は最初の小型エンジンS型(SV、955cc、27HP)を開発し、小型の乗用車やトラックに搭載した。高速化、高出力化を目指したエンジンR型(OHV、1453cc、48HP)が、1953年に開発され、生産が減少したS型エンジンの有効利用を図ることが検討された。 1953年当時は戦後復興が一段落し、物流の合理化が注目され始めた頃で、比較的長い荷台を備えた三輪トラックが小口輸送の主力であった。1954年に、S型エンジンを搭載したトヨエースの前進のトヨペットライトトラック(SKB)とフォークリフトが開発された。 SKBは、キャブオーバータイプによる長い荷台、四輪車の走行安定性、簡素な装備による経済性を備えたトラックの国民車として発売され、1956年にトヨエースと改称された。トヨエースは、その実用性と経済性によって、一躍小口物流のエースとなり、三輪トラックに代わることになった。 |